2011年4月1日金曜日

日本、標準時を廃止 東部時間と西部時間を導入へ

内閣府は1日、現在日本全国で使用されている日本標準時を見直し、糸魚川静岡構造線にほぼ沿う形で日本を東西に分け、以東を「日本東部時間」、以西を「日本西部時間」とすることを検討していることを明らかにした。


内閣府では、震災に伴う東京電力管内の電力供給の不足により夏場に大規模な電力不足に陥ると見られることから、その影響を抑えるためさまざまな検討を重ねてきた。そのうち最有力候補とされているのが夏時間の導入。電力需要がピークを迎える夕方を人為的に早めることで電力需給の逼迫を防ぐもので、蓮舫停電担当大臣は早ければ5月の大型連休明けにも導入する見通しを示していた。

しかし西日本を中心に「停電と全く関係の無い地域まで夏時間の影響を受けるのは納得がいかない」として反対論が浮上。大阪維新の会を率いる橋下徹大阪府知事は「電気が無くて困るなら一部機能を大阪に移転すればいい」と持論を展開。「震災という非常時なので協力をお願いしたい」とする蓮舫担当大臣の呼びかけに対しても「東京の停電は人災」と一蹴。「震災地域への協力は惜しまないが、国と東京電力の尻拭いはまったくそれに当たらない」と突き放した。

この発言の場で橋下府知事は「どうしても夏時間をやると言うなら東京だけでやればいい」とも発言。府知事は後になって「場の勢いというものもあった」として発言を訂正したが、政府筋によるとこの発言がきっかけとなって東京の標準時そのものを早める構想が浮上したという。


東部時間は現行の標準時よりも1時間早める。西部時間は現在の日本標準時をそのまま引き継ぐ。2つの時間帯の境目は、東京電力の管内を東部時間に含めるとの観点から、東西の電力周波数の境目となる糸魚川静岡構造線にほぼ沿う形で決定する。西部時間の正午に太陽が南中する東経135度線に近い明石市の時計塔に倣い、明石市から1時間だけ太陽の南中が早い東経150度線に近い場所に、東部時間の基準時計塔を建設する案も浮上している。

石原慎太郎東京都知事は当初、東部時間の導入に「政府は頭がどうかしたのではないか」と真っ向から食ってかかったが、東部時間の基準時計塔を択捉島に建設する案が最有力と伝えられると「それはいい」と態度を転換した。一方、全国に展開する民間企業からは「労務管理が困難になる」「東西を往き来する鉄道やバスはどうなるのか」「単に夏時間に切り替える期間を決めるのが面倒になったのでは」など否定的な意見が目立つ。ある企業のリスク管理部門責任者は「民間企業はBCP(事業継続計画)の策定を求められているのに、首都機能の場合はそれが無くても問題視されないとは不公平。府知事の言うように大阪へ首都機能の一部を移せば済むのではないか」と話す。この首都機能の一部移転という案について、石原都知事は「馬鹿言うんじゃない」と例によって根拠も付けず一喝した。


と、今日くらいは虚構新聞の真似事でも。

0 件のコメント:

コメントを投稿