さすがにCD-ROMドライブも15年使えば寿命を迎えるようだ。
とある事情で家庭用ゲーム機「初代プレイステーション」(PS)の作品「クロノ・クロス」の音楽を採譜している。
この三連休は自宅で少しその作業をしていた。
作業の途中で段々懐かしくなってきて、自分の部屋にあったPSを取り出し、CD-ROMをセットして電源を入れて少しプレイしようとした、のだが。
読込に苦しんでいるかのような音が本体から頻繁に聞こえる。
途中で蓋を開けてCD-ROMを確認しても、傷や汚れは入っていない。
不思議に思いながらプレイすること数分、遂に全く先に進まなくなってしまった。
もう一度CD-ROMを確認し、念のため記録面を拭ったが、それでも全く改善しない。
一体なぜ?
しばらくして、ようやく原因が見つかった。
何と中央部のCD-ROMを回転させる機構にヒビが入っている。
恐らくこれが原因でCD-ROMを安定して回転させることができず、データの読込に失敗しているのだろう。
思えばこの初代PSは私が中学生の頃に買い与えてもらったものだから、もう15年使っていることになる。
自身が歳を重ねただけでなく、PC、インターネット、SNSの普及なども相まって、私の家庭用ゲーム機の新作に対する興味は以降徐々に薄れていった。
また、新作に手を出すよりも手元にある作品をやりこむことの方が好きだったこともあり、これ以降私はゲーム機を買っていない。
Wiiを買ってお年玉として家族にプレゼントしているが、ソフトウェアが「はじめてのWii」と「WiiFit」しか無いので例外とさせていただきたい。
これで、私の実家でまともに動くゲーム機は何と任天堂のスーパーファミコンだけ、という不思議な事態になってしまった。
CD-ROM読取機構より、カートリッジ読取機構の方が耐用年数は長いということなのだろうか。
15年もの間私を楽しませてくれた初代PSに、合掌。
おつかれさま。
ありがとう。
以下余談。
私は諸般の事情から、同時期のライバルとも言えるゲーム機「セガサターン」(SS)を今回壊れてしまったPSより先に買い与えてもらっているが、こちらも10年ほど使用したところで似たような現象を引き起こして遊べなくなってしまった。
ソフトウェアCD-ROMの方はPSもSSも傷一つ付けることなく保管できているのだが、このままでは最早どれ一つとして遊ぶことはできない。
私はCD-ROMなどよりも読取機などの取扱の方が下手なのだろうか。
それとも、当時のCD-ROM読取式家庭用ゲーム機の耐用年数はもともとソフトウェアよりハードウェアの方が短いものなのだろうか。
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